教科書に関する論議が国家間の問題にもなっている昨今なので、西尾幹二の「国民の歴史」を読んでみた。 ウーンとうなづきもし、え?と首かしげもしたぼくは当然右翼でも左翼でもないし、そういうイデオロギー体に染み込ませるほどの頭もちあわせてもいない。 ただ、数学教育などと違って、歴史教育の場合は事実認識が認識主体である教師の価値観によってどうしても相対化されてしまうだろうとは思う。 教科書がひとつの価値観で統べられるのはよくないと思うぼくは、それ故に公教育より昔の寺子屋風教育がいいんじゃないかと思うんだが、それでも幸いなことに日本の場合、国定教科書制度をとってはいない。 そして、どういう教科書を選ぶかは例えば坂井郡のようなひとつの単位としての地方教育委員会で調査員の報告を受けて選択されることになっているそうだ。 数日前、「何故その教科書を選定したかの理由・あるいは経過の情報が全く開示されないのはおかしいではないか」という友人の意見を聴いて、ぼくはなるほどと思った。この要望は今から高まっていくはずだ。
「小泉内閣87%が支持」という朝刊の見出しをみて、田中角栄内閣発足時の熱気を思い出した。そういえば娘さんが外務大臣になったのだ。 30年前、「日本列島改造論」をひっさげて登場した今太閤・庶民宰相の姿勢に正負双方の評価があるとしても、結果としてバブル経済崩壊までの歴代内閣政策の潮流になっていたことは確かだろう。 「衣食足りても礼節を知る」ことができなかったという反省点が小泉内閣の「解党的でなおし」の姿勢の原点にあってしかるべきだと思うし、でなおした結果解党に至ったとしてもいっこうに構わない。 ところで、あのひとの髪型をライオンパーマと呼ぶそうだ。ならばライオンキングの大ヒットも支持率の高さを押しているんじゃなかろうか。
話しのレベルは全然違うが、5月の金津町臨時議会で議長交代の選挙が予定されている。生臭いかけひきや根回しも予想されるが、ぼくはなってほしいひとをすでに決めている。 |