昨日昼休みどき、町役場ロビーに座っていたら、なんとなく遊び人ふうの、めもとパッチリジーパン青年に声をかけられた。ロビー脇の廊下で掛軸を売っているという。 もらった名刺には「歌手・前崎某」と書いてある。 「TVドラマ水戸黄門にでているんですよ」というので「ギャラはいくらけの?」と聞いたら「ぼくは2万エン、でも悪代官役は一回30万エンです」という。 名が売れてナンボの典型的な世界なのだ。 「生まれは高知、東京新宿でスナックの店持っているけど、住所は新潟です。TVドラマで生活しながら、でも本業は歌手です。こうして掛軸売り歩く仕事もしてます」と言われてアタマ混乱したけど、楽しい会話だった。
昼一番、コンポストを取り入れている事業所の所長から、いろいろ面白い話しを聞いていた。 里山の復権が話しのトーンだった。サトヤマの語韻で、昔NHKTVがやっていた講義「里山」シリーズを思い出した。 奥山と平地の接点である里山は生活・風景双方に魅力の原点だ。 3人のこどもら小さかったときは、握り飯持ってそういう場所でよく遊んだものだ。
ニッポンの正しい春、正しい夏、正しい秋、正しい冬の風景を持っている場所こそが里山だと思うなあ。
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