2003年01月

03/01/31 (金) 昨晩   

昨晩は、焼肉屋で生ビール飲みながらの6人の集まり。うちひとりの高校教師が主なしゃベリ手だった。昔、PTAの役をしていた頃あったいろんな先生との接触も今はなく、つまりは久しぶりの教育事情拝聴となったわけだ。制度もいろいろ変わりつつあるらしい。

学校の先生というのは、難関突破しての頭のいいひと達だし、子供の育成に真面目にとりくんでいる(でないひともいるだろうが)んだけれども、しゃばの風に当たってないなあということを、ほぼ共通して感じる。
学校というコンクリの空間にまちの隠居達が臨時講師として出入りすればいい。
例えば
「道をはずさない」為の教育は、「ワタシはこうして道をはずしました」おやじの語りによって補完されるともいえるのである。

03/01/30 (木) 昨晩の新富地区は寒かった   

きょうは、誕生日だ。
もう54歳かと、まだ54歳かの両極の思いが錯綜する。
世間の波長と自らをあわせるのが下手で、庵を結んでの山中独り暮らしにあこがれながら、子ら今だ若く、暮らしむきに追われ世の不公平を呪詛する雑駁の日々が続いている。

ままよなるようになるのが人生だという思いで頑張るしかないやね。


03/01/29 (水) 真夜中の珈琲   

別に変わったことがあったわけではないけれども、疲れを感じて夕食後寝てしまった。
起きたら、午前1時だ。外はぼたん雪が降っている。寒波襲来やね。
福井が暖冬のままで終わるはずないもんなあ。

「冬に積もった雪が地面の害虫を殺す。そやで、畑の作物が豊かに実るんや。」と昔のひとは言ったものだが、農薬散布でこの格言は無効になったんだろうか。
「冬に積もった雪が地面をしっかりとかためる。そやで住宅の基礎が沈まんのや。」と昔のひとは言ったものだが、地盤改良工法の普及でこの格言は無効になったんだろうか。
そんなことを考えながら、熱い珈琲を飲み干した。さあ、夜は長いぜ。


・そやで(金津方言)=そうですから
・午前中、CADに精を出しながら、初代広沢虎三「名月赤城山」と「日本のわらべ唄」を聴いた。
わらべ唄11番目の「春が来た」で窓外をみた。
猛吹雪である。隣家の屋根がモザイク模様になっている。
こもり、ひたすら春を待ちながら冬をしのいできたことで、ねばり強さと陰湿さとを併せ持つ越前人の気質が形成されてきたのだろう。
僕のことを「暗い」というひとは多いが、僕自身の責任かといえば、さにあらず。
越前土着在郷派おっさん故の宿命であるのである。


03/01/28 (火) 粉雪舞う朝   

数日前の夜、「寒い、さあ寝よまいか。」と机周辺の整理を始めたら、三国おけら牧場の山崎さんの声がラジオから流れてきた。ながいこと話をしていた。
もともと弁舌さわやかな人だからどうってことないんだろうけど、全国放送長時間しゃべりというのは度胸いると思うがなあ。

畜農産者として、狂牛病等の事件引き合いに出しつつ、消費者の意識変革を訴えていた。確かに食は大切で、生産者の姿勢がよくわかる流通であってこその食文化だろう。
手間かけた作物が高くなるのは仕方ない。現に、食料の自給率高かった昭和30年代のエンゲル係数は相当なものだったはずだ。

グルメという言葉が嫌いで、八代亜紀「酒はぬるめがいい~♪」ファンの僕がいつだったか彼の家で「めしは食えればいい。酒は飲めればいい。服は着れればいい。」と言ったら、「そういう姿勢で食生活が堕落してきたんや」と言われ自戒したのを思い出した。

・金中3年某組のみなさん、先週は大変申し訳ありませんでした。
日にちを間違ってしまったのです。おじさんのような歳になると、予定をすぐ間違えてしまいます。皆さん、若いうちに記憶力の訓練をしておくといいですよ

03/01/27 (月) 建物の保存   

昨日の昼、合間をみて三国町へ。陶芸展「ハチアワセ展」最終日だったからだ。
「ハチアワセ展」会場玄関で佐狩野(仮名)夫妻と偶然ハチアワセした。
ギャラリー会場となった旧森田銀行は大正9年完成の鉄筋コンクリート造で数年前、修復されて町保存文化財となった。
高い吹き抜け、装飾性のある漆喰天井、象嵌はめ込まれた腰板、エンタシス柱の左官模様、今ではもうみられなくなった鉄製外部建具とみていてあきない。事務室内部の洋風建具vs和風棹縁稲子天井のアンバランスも面白かった。

係員の丁寧な説明を静かに聞きながら、ぼくは例の滋賀県豊郷小学校の解体vs保存騒動を思い出していた。
公共の建物だから耐震建物にしなければならない。その場合、解体新築ならば国からの補助率大きく、修復ならば少ない。税の持ち出しということで言えば、前者が町にとっては得ということになる。
TVで見る限り、あの町長の横顔はアクが強そうだったし、裏側では業者からのつきあげなどいろいろあったのかもしれないが、交付税の違いがあることも、町が新築に傾いた理由として挙げられるだろう。

しかし、にもかかわらず古くなるにつれて味のでる建物は極力保存すべきだと思う。その為には交付税の見直しが必要だろう。

・高速増殖炉「もんじゅ」に対する国の建設許可無効という裁判所の判決は画期的だ。
放射線防護服を何度も着替えながら、ナトリウム漏れ事故現場の中枢に入ったのは確か一昨年だった。その時に感じたおぞましさはよく覚えている。
素人的発想かもしれないが、ソフトエネルギーパスをできるだけ目指すのがいい。

03/01/26 (日) 暖かい朝   

本日は、ハチマキしめて大掃除をしています。

03/01/25 (土) もう週末なのだ   

統一地方選挙の年というのは何となくあわただしい。
某県知事候補の陣営から電話があったり、某県議から電話があったり
某県議候補の陣営から電話があったりする。
でも、僕自身が町議再選をめざして立候補するつもりだから、やっぱり自分
のことが一番大切だ。

昨年秋の金津町文化祭会場で、電子投票を模擬体験した。
町の担当職員は、「次回選挙の時、導入するつもりです。」と言っていたが
どうなったのかな。平成15年はCATV町内第一期工事施工の年でもある。
選挙の新しい形態が近づいていると思うんだ。パブロフの犬みたいに、候補者の名前を連呼するのは騒音公害だともいえる。
CATVのカメラに向かって制限時間枠内で自分の思いを述べる。本来は、それで十分としなければならないのだと思う。

十数年程前だったかな。東京都議選にろう者が立候補した。ラジオから流れる音声は殆ど無声で何も聞き取れない。しかし、その時程感動を覚えたことが、僕にはかってなかった。
聞こえない、しゃべれないというそのひとの生理の全てが濃厚に表現されていた。どんな饒舌も消し飛んでしまうほどの衝撃が、その無言メッセージには確実にあった。

・「今年はもっと顔をみせてください」との添え書きが図書館女子職員からの年賀状にあったのを思い出したので、久しぶりに図書館へ。
林立する本の背表紙眺めを楽しんだ。
30代の終わり頃までは、結構本好きだったのだけれど、今は寝る前に読むだけだ。生活があわただしくなり、心配ごとが増えると、ココロに余裕がなくなるんやね。
又、じっくり読めるときがきたらいいなあと思う。



03/01/24 (金) 昨日の一日   

数日前、「牧田さんて明るいひとだと思ってたんだけど・・・」と言われたので、煙草の煙をくゆらせていた僕は「俺の本質は暗さそのものだぜ」と、虚無のまなざしでいつもの文句で返事した。
実際、性格が明るいとか暗いとかがひとを形容する言葉にはなり得ないと思うんだ。せいぜい、明るさは暗さの胸底への沈殿を意味し、暗さは明るさの沈殿を意味するという程度のもんだろう。一律の人間なんてこの世にいるはずがない。

仕事の手を休めてそのようなことをぼんやり思い出していた午後、P小泉氏久しぶりの来訪。三国町・旧森田銀行本店で陶芸展「ハチアワセ展」を催しているとのこと。1月26日(日)までなので、是非ご来場ください。

夕方、区民からの側溝修理要請の件を思い出した。「おお、ドブイタギインにならねば」と早速、町役場建設課に出向いた。

夜は、手話の例会を忘れて、司馬遼太郎著「坂の上の雲・第二巻」を読みふけっていた。
乃木vsステッセル会見の場にさしかかったところに妻来訪。「おとうさん、ワタシ風邪ひいて鼻ぐすぐすなんや。もう寝る。玄関の鍵かけてしまうでの。」と言われた。
そういうわけで、外泊を余儀なくされた僕は孤独の夜を過ごしたのである。

03/01/23 (木) 不況   

電話口で涙する女性の声というものを初めて聞いた。
職場に対する不満が極度に鬱積していたからだ。
不況は零細企業を圧迫する。正社員を減らしパートを補充する。
自然、パートでありながら正社員と同等の重責を担わされるようになる。
企業に身を置いた経験のないぼくに詳細はわからないけれども、
不況故のさまざまな理由で不満が鬱積し、耐えれないひとは退職していくのである。

03/01/22 (水) 夜の訪問者   

LAN接続がうまくいかないので、正味氏(仮名)に来てもらった昨晩、叔母名氏(仮名)がひょっこりと姿をあらわした。
口角泡を飛ばしての「社会は段々堕落してる。こどもたちがかわいそうや。
日本人の魂はどこへいったんや」という独演会が約2時間程続いた。
「原点に戻って食を考えなあかん。葉っぱにではのうて、根に芽に水をやらなあかんのや」と畳みかける。
「役場も議会もなっとらん。」のきつい叱責がエピローグとなったが、こういうピュアなハートを持った中年おじさんの真剣なまなざしに、僕は「うーん、頑張らねば」と思ったよ。

.・今夜、無性に海が見たくなってドライブにでかけた。
偶には石川県へと、橋立の海岸をめざした。
昼は何回か来ているが、夜の海岸道路は真っ暗で目指す場所がわからない。考えたら僕はひどい方向音痴だったのだ。
諦めて喫茶店へ。助手席と仕事の悩みを語り合った。


03/01/21 (火) きのうは運転免許切り替えの日だった    

昨晩9時半。区民館での会議が終わり、ひとりぶらぶら帰る道すがら、
見上げると満月だった。
帰宅し、妻と差し向かいで熱燗を飲む。
娘がセンター試験を受けたことを聞いた。
僕はセンター試験がどういうものか、聞いてもよくわからない。
わからないといえば、上の息子もよくわからない奴となって幾久しいが、最近落ち着いてきたということだけは電話で感じる。
三人の子ら幼少の頃、僕は結構仲良く付き合ったつもりだけど、長じるに従い、会話の窓口は母親に移り、無口的顔突合的父子関係が成立した。
妻は「おとうさんらの世代は子供とのつきあい方が下手や。平成の父親像
は違う。もっと子供との風通しがいいよ。」とよく言う。
しかし、20歳前後の頃の僕は両親に対しては斜に構えていたような気がする。そういうDNAがすりこまれているのだろうと、僕は時々思うのだ。

03/01/19 (日) ひさしぶりにゆったりの日曜日    

朝、地区の区民館に行き、婦人会の新年会でしゃべらせていただいた。
趣旨は、今度の選挙にむけての挨拶だ。(ウーン、こんなことって事前運動になるんだろうか)。
女性ばかりの場でしゃべるというのは初めての体験だったので緊張した。
思ったより若い層だったので恥ずかしかった。

事務所に戻りTVをつけたら、サンデープロジェクトは田中長野県知事vsパネラーの合併論議の最中だ。
田中知事は合併反対の立場。パネラーは合併必要の立場。
既に広域化されているさまざまの一部事務組合のことを考えるとパネラーの弁のほうが理解しやすかった。
ところで、県というのがよくわからない。国vs自治体という構図で、県は国の代行なのか、自治体利害のまとめ屋なのか。

03/01/18 (土) 夜は静かに更けていく    

夜12時半、妻に起こされた。
早寝早起きを励行してはいるが、早起きが昂じてくると結局夜型人間と一緒やね。
風呂に入り、湯上りに熱いお茶を一杯呑み梅干をふたつ食べた。
「さあ仕事や」と事務所へ。
ラジオは「りりー・マルレーン」の特集だ。
マルレーネデートリッヒが、加藤登紀子が歌っていた。
もう25年も前、福井市大名町ロータリーにあった居酒屋で、お登紀さんを囲む小人数の会を開いたことがある。
談論笑顔飲姿それぞれに大変素敵な女性でした。

.・構造不況というのはつまるところ、需要が減っていくことだ。
僕達の業界でもしかり。大手が中堅をくい、中堅が零細をくい、零細が個人事務所をくっていく。
僕達は「生き馬の目を射抜く」状況を当然のものとして、神経をピリピリさせていなければならないのだろうか。疲れるよ全く。


03/01/16 (木)  無題   

午前4時の金津町は静寂に包まれている。闇の中に路上の雪の白さがほんのりと浮かび上がってファンタジックでもある。
「あれもこれもできなかった俺はなんていいかげんな男なのか。」と一日を謙虚に反省しつつの晩酌を終え、「とりあえず明日こそ」と早々に布団にもぐり込む。結果として、この時刻での起床がルーテイーンとなって久しい。

人類史を数万年として、夜が闇を駆逐したのはせいぜい100年前だろう。これが曲者だ。
繁華街は、性犯罪や薬物取引の温床となった。
高級料亭は、政治家や議員が利権を調整する場となった。
お隣石川県では、ソープランドが栄えている(らしい)。

僕達は「歴史は夜つくられる」というコトワザを死語にしてしまおう。
おてんとさまと共に日々の営みをこなし、おてんとさまとともに眠る。
早寝早起きが一番です。

・ラジオが奥村チヨの「落ち葉の舞い散る停車場は♪」を流している。
この唄を聞くと、僕はいつも寂しくなる。物憂げになる。虚無になる。
一首つくってみた。

停車場に 舞ひ散る落ち葉の 寂しさよ 
             万札ならば  楽しからまし 

       

03/01/15 (水) うっすら雪化粧の朝  

昨晩は某場所で某県議から「牧田はんのHPに書いてある合併のことで、
誤解があるよ」といわれた。雑然とした場所だったので詳しい話にはならなかったのだけれども、家に帰ってからちょっと考えてみた。

合併のことに限らず議会の諸々を書く場合公的なHPではないので、どうしても情報資料に乏しい。いきおい思い入れが先行してしまうということなのかもしれない。
でもまあ日記なんだから自然体しかとれないんだけど。

・早朝、来客あり。コンピューター故障でHP覗けぬ。拠って紙打ち出しをというものだった。そういえば、僕自身正月元旦はウイルス駆除に苦しんだし、「コンピューター故障。図面のメール添付受信不可につき、プリントアウトして欲しい」という同業者からの電話があったのは昨日だ。
便利なものが故障すると、より一層の不便を感じざるを得ないなあ。

03/01/14 (火) 久し振りの夜間外出   

昨晩は、昔設計した施主のお母さんが亡くなられたのでお通夜に出かけた。
ついでに、再会した友人とのドライブ。
来し方振りかえっての人生論(ウーン、あおい言葉やなあ)となった。

帰宅したら留守TELに4件の録音があった。うち3件が無言だ。こういうのってチョット困るね。15年ほど前にあった無言電話日々数件大困惑を思いだしてしまった。

・午後、金津中学校へ。
生徒達の手話練習を手伝ったのだけれども、ビデオ撮りして聾学校の生徒達にみてもらうとのこと。頑張ってください。
・ウイルスバスター2002をインストールしました。これで一安心です。


03/01/12 (日) 成人式   

昨日、町の成人式に出席して33年前の自分を思い出した。
成人式会場までは行ったが、大人たちの挨拶を聞かされるのが嫌で、外でうろうろしていた。セレモニーが終わってから会場内に入り、振舞われるぜんざいに舌鼓をうった。冷たくてとても美味しいぜんざいだった。

そういう僕が昨日は三地区の新年総会会場で簡単な挨拶をさせてもらった。
挨拶は仏教用語だ。挨は押す拶は引くで、気持ちの相互的交換が本来の意味である。ひとりが多数の前で一方的にしゃべる挨拶というのは邪道なんやね。
田中康夫が車座集会の積み重ねで長野県知事に再選された理由がなんとなくわかる。

「金津創作の森・酒の器展」が開かれます。

03/01/11 (土) 出初式   

午前9時半、坂井町。嶺北消防署管内の出初式に出席。
団体・個人の表彰、来賓挨拶、各分団のパレードがあり、最後の放水で式が終わった。
帰途、ラーメンを食べてから帰宅。「坂の上の雲・第二巻」を二時間程読む。
快晴だ.。ドライブでもしたい気分だけれど雑務が沢山ある。それに明日は幾つかの地区で新年の総会があるのだった。
多分、合併のことをからめた挨拶をさせてもらう予定なので、草稿もしなければならないなあ。

03/01/10 (金) 民意ってなんだろう   

昨日昼、町のHPを覗いたら、郡民会議さんが、市制移行要件一年延長間違いなしと明記していた。
総務省には知合いがいないので、財務省のひとに電話でいろいろ聞いたら、「一月末の通常国会に上程される。確定ではない。もしそうなったら全国で混乱もおきるでしょうしね。」という答えだった。

昨晩は久し振りに外へ出た。
勤青ホームで5人の集まり。話は、専ら県知事選と合併だった。
合併に関する意見は本当に多様だ。
ひとりは、加賀市と合併すべきだと言うし、丸岡よりに住むひとは「丸岡町と一緒にならずして何の為の合併か」と言う。
「三国は福井と一緒になるのが幸せや」というひともいる。
二町合併のメリットを聞かれて「近い将来の広域合併見越してのステップや」と言ったら「そんなことない。固定化される。それくらいやったら分町してほしい。」とも言われた。
僕はスケールメリットの一点において広域行政がいいと思うし、市制移行要件一年延長及び三国町との合意が可能ならば三町考慮は不可欠だと思う。
しかし、そうなると合併協議会はニ町・三町並存か、切替えか。今までの決定事項はどうなるんだろうか。

ところで、民意って何だろう。数だけとも言いきれないだろう。
いろいろ考えるんだけど、町民の数だけ民意があると思わざるを得ないなあ。

03/01/10 (金) 民意ってなんだろう   

昨日昼、町のHPを覗いたら、郡民会議さんが、市制移行要件一年延長間違いなしと明記していた。
総務省には知合いがいないので、財務省のひとに電話でいろいろ聞いたら、「一月末の通常国会に上程される。確定ではない。もしそうなったら全国で混乱もおきるでしょうしね。」という答えだった。

昨晩は久し振りに外へ出た。
勤青ホームで5人の集まり。話は、専ら県知事選と合併だった。
合併に関する意見は本当に多様だ。
ひとりは、加賀市と合併すべきだと言うし、丸岡よりに住むひとは「丸岡町と一緒にならずして何の為の合併か」と言う。
「三国は福井と一緒になるのが幸せや」というひともいる。
二町合併のメリットを聞かれて「近い将来の広域合併見越してのステップや」と言ったら「そんなことない。固定化される。それくらいやったら分町してほしい。」とも言われた。
僕はスケールメリットの一点において広域行政がいいと思うし、市制移行要件一年延長及び三国町との合意が可能ならば三町考慮は不可欠だと思う。
しかし、そうなると合併協議会はニ町・三町並存か、切替えか。今までの決定事項はどうなるんだろうか。

ところで、民意って何だろう。数だけとも言いきれないだろう。
いろいろ考えるんだけど、町民の数だけ民意があると思わざるを得ないなあ。

03/01/09 (木)  無題  

きのうは多分この冬一番の寒さだったはずだ。夕方の路面はガチガチに凍結していた。
出来るだけ車に頼らない生活を心がけているのだけれども、偶々のっぴきならない用事で乗った車は坂道の下りでスリップし、一回転してしまった。
ガードレール直前で止まりことなきを得たが、制動皆無ならば崖下へ転落していただろう。後続対抗車あれば側面に突っ込んできたはずだ。
瞬間の恐怖は確かにあったけれども、「今死ぬのかな」という比較的平穏な気分だった。
ひとの死はさまざまだ。けれども例えば臨死体験の本などを読んでいると、側がどうみようが、本人は静かに旅立っていくのではないかと思う。


03/01/08 (水)  ちょっとおかしい  

きょうは全協で役場に行った。
1階の便所入り口で上下水道課の某君とばったり。
「最近、牧田はんもホームページも風邪ひいてるんでないか、6日から更新ないよ」と言われたので「実はかくかくしかじか」を説明した。
僕は「そうか、続けなきゃいかんなあ」と思って、金小金中と東奔西走したよ。
やっとホームページが復旧した。
きょうの全協では「?」と思うところがあったので、僕は手を挙げてしゃべった。
この詳細は「議会報告」に書きます。

03/01/06 (月) 無題

悪寒があったので、昨晩は8時就寝。
起きたら4時半だ。
熱い珈琲を飲む。一年の始まりだ、頑張ろう。

・年末年始メールのひとつに「日記はごちゃごや長く書かないほうがいい」というのがあった。簡潔を心がけます。

03/01/05 (日) 雪


すげーや。朝起きたら猛吹雪、外は真っ白だ。
雪降り続く昨晩は同級生7人が事務所に集まった。春先の統一地方選挙も話のテーマのひとつとなった。
知事選、県議選、町議選に誰それが出るだの出ないだの、誰それの人物像は
どうであるこうであるといったいわば「雨夜の品さだめ」やね。
ところで、選挙ってなんだろう。
わずかな公示期間のなかで立候補者の中身を知るのは不可能だ。いきおいとにかく顔と名前を知ってもらう為のお祭りとなる。お祭りならば金かけず楽しくやればいいと思うのだけれども、そこに陰湿なものが巣食うと嫌になる。要は日頃の活動をメッセージし続けることの大切さなのだが、その方法がなかなかわからない。
仕方なく、このHPの「議会報告」で思いを書くのだけれども、時折虚しさを感じる。
理由はふたつ。
①僕ら議員はしゃべるのは好きなんだけれども、書いていると窮屈になる。
思いを等身大で書くことなど、線引き屋の僕にできるはずがない。
②HP発信はまだまだ一般化していない。おととしまで僕はミニ新聞をつくって
配布していたのだけれども、去年はそれが途絶えた。雑務にかまけてといった弁解はしまい。大いに反省しています。

・というようなことを書いていたら、TVが福井県知事候補三人の抱負を放映していた。○○さん、頑張ってください。


03/01/04 (土) 雪

とまあ、コンピューターの自然死を看取るつもりだったのだけれども、何人かの方から「あなたのホームページを参照したところ、ウィルス感染したとの警告がありました。」というメールを頂いた。
折角の御好意を無にしてはならじと、メールに添付されていたウイルス駆除ソフトでファイル検索⇒削除の作業にいそしんだところ、ひとつを覗いて、昨年までのコンテンツファイルが全て消えてしまったのである(MOにデータ保存しておいてよかった)。僕のファイルには雑菌がようけあったんやね。

過去をなくすというのは、とても爽快で、自分が新しい人間になったような気がする。
メールをくださったかたがた、どうもありがとうございました。
見知らぬひとびとで支えられあっているのが世の中であることを痛感致しました。

03/01/03 (金) 色即是空です

昨晩は、妻子を伴い(伴われてか)、福井市二の宮の義兄宅で過ごした。
濁り酒を飲み,、猪鍋をつついた。
午後9時。いい気持ちで2年ぶりのカラオケへ。
得意の「港町ブルース」「そっとおやすみ」を唄い喝采の拍手を頂いた。

今朝帰宅しパソコンをたちあげたら、画面がおかしい。
スイッチを入り切りする度に画面が変化する。すぐにフリージングする。
キーボード叩くと×マークがでてくる。色が反転する。
T・Hさんのメールにあったように病魔におかされたのか、あるいは
老衰なのか。
いずれにせよ自然死が大切だ。
ぼくは、抗生物質を注入せずに、このコンピューターの孤独な死を
じっと看取りたいと思っている。
更新のなくなった時が臨終の時と思ってください。

○ここ数日、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んで過ごした。
日清日露が時代背景。
秋山兄弟・正岡子規を主軸に、小村寿太郎や夏目漱石などをからませるている。
司馬の小説にでてくる人間はあっけらかんとしているのが特徴やね。
殺戮・貧困・差別などが渦巻いていた明治期であるはずなのに、スポットを
功なり名を遂げたひとに当てているからというのが大きな理由だろう。
しかし、であるにしても明治が藩から国家への転換期だったとからというのも大きな要因だ。

島国から世界へ放り出されようとしている現在の日本も又変革期だ。
変革が新秩序を産む為の揺籃なのか、地獄への地滑りなのかよくわからないが、僕は日本のなかに鎖国をつくるべきじゃないかと、時々思うのだ。
幕府と戦う守護地頭の国ですな。
そういえば、町村合併あるいは道州制の発想には地方分権・アンチグローバリゼーションの精神が根元にあるし、その延長に独立国がみえてもおかしくはない。


03/01/02 (木) 徒労

全く嫌になってしまった。
ホームページビルダーがうまく作動せず、アップロードもできなくなった。
元旦のほぼ半日を、新しいサイトづくりに費やしてしまった。
原因はよくわからない。老朽化したコンピューターが駄目になってきたのかもしれない。
嫌だねえ。
午後11時、一応修復。久し振りにミッドナイトを読書に費やした。

年賀状に描かれている羊のイラストはいろいろだけど、基本的にはかわいい。
イラストを見ていると、オーストラリアの牧場で見た羊毛必殺バリカン刈りを思い出す。
しかし、古代中国に羊はいたんだろうか。
・年賀状に一口コメントの添えられているものは、どちらかというと女性のほうに多い。
男女気質に差があるのかな。


・ところで、今年は湿地帯巡りの年であるような気がします。

03/01/01 (水) 昨日の大晦日
昨日朝。
友達の家で外泊した下の息子が、早朝帰宅して布団の中。
御馳走を食べすぎて腹をこわしたとのこと。
昨日昼。
事務所の掃除。不要なものをドンドン捨てた。
昨日夜。
蕎麦三杯食い、手酌熱燗で、帰省した上の息子と雑談。
いろんなこと体験しているせいか大人びてきた。
事務所に戻り仕事開始。ラジオが紅白を流している。