04/09/06 (月) 気の滅入ることがあったので表紙を変えてみました |
奄美諸島を北上中の大型台風は、わが思い出の地・沖永良部島で瞬間最大風速46.7mを記録したと、深夜ラジオが伝えている。 奄美諸島→九州は台風のルートになっていてそれへの備えは怠りないと思うし、例えば平坦で東西南北、風を遮る山の無い沖永良部島の場合だと、アダン・ガジュマロなどの木々が住宅の敷地を囲んでいた。いわゆる防風林である。 南の島の住宅は、木の建具を大きく開放的にし、風をできるだけとりいれて涼を得る。しかし強風に対しては、防風林がこれを遮るというわけだ。
20年程前だったか、そういう場所へアルミサッシュメーカーが「より強い建具を」を合言葉に進出した。結果として台風による被害が大きくなったという話を聞いたことがある。開口部だらけの柔構造的南方木造住宅の一部分だけを強固にしたことの安心で防風林の手入れを怠ったことが原因だそうな。 なんというか これはメーカー戦略が悪い。「木を見て森を見ず」というやつだ。先祖が営々として築いてきた住生活に対する知恵をないがしろにしてはならないのである。
|
04/09/05 (日) 昨日の土曜日 |
昨日の昼、ぼくは社協にいた。あわら市身体障害者福祉協会主催「防火・救急講習会」の手話通訳をしていた。講師は嶺北消防署のひとたちだった。 通訳をしている時は、言葉そのものを追いかけている時なので、講習の内容が整頓されてアタマに入ってはこない。聴くのにはゆとりが必要ということやね。
手話の講習会を最初に受けたのは確か昭和51年だった。勉強し始めの頃はホントに真面目で、週に幾つかものサークルに通ったものだ。その後なんやらかんやら二股三股の稼業で硬派人生が軟化してしまったが、でも下手なりに一応やり続けていることに関しては自分を褒めてもいいと密かに思っている。 ところで
壇上でしゃべるひとの通訳をしていると、そのひとのしゃべりが上手いか下手か結構わかる。美辞麗句など使わず置き換えやすい言葉・文脈を連ねるひとが即ちしゃべりのうまいひとだと思う。
|
04/09/04 (土) 無題 |
ロシア南部の北オセチア共和国で起きたチェチェン独立を求める武装集団による学校占拠事件で、ロシア特殊部隊は3日午後(日本時間同日夕)、学校内に突入、銃撃戦になった。人質になっていた児童・生徒と近隣住民ら560人以上が負傷して病院に運ばれた。現地の治安当局は人質の死者について「150人をかなり上回る」と述べた。(アサヒコム)
こどもたちに向かって銃を乱射するという独立派武装集団の行為は狂気の沙汰としか言いようがない。生き地獄だ。周囲で見守る保護者たちの願いをふりきって突入したロシア特殊部隊のやりかたには非難が集中するだろう。 KGB出身のプーチンロシア大統領は、チェチェン独立派弾圧の先頭にたってきたという履歴を持っている。「家族7人全てを殺された私には失うものがなにもない」という自爆テロ容疑者の一人の心情を考えるとテロはおさまらない。 アフガニスタンルートにあり、いろいろな資源を持つチェチェン共和国を支配下においておきたいというロシア権益の擁護が根元にある。 複雑な政治情勢に関して全く無知なぼくだけれども、ソ連邦解体という20世紀の歴史的事件は即ち個々の共和国の独立を認めることだったのではないかと思うのである。
|
04/09/03 (金) もう週末か |
例えば人間関係やら仕事やらで落ち込み暗い気分で街を歩く時、すれ違う全てのひとが屈託のない明るい顔にみえてすごくうらやましく思うということが、若い頃は再三あった。 最近そういう思いがうすくなってなってきたのは、歳を積み重ねたせいだろう。 およそひとである限りみんな喜怒哀楽の感情のなかで日々を送っている。 表情に出す程度がつまりそのひとの気質で、一律明るいひとも一律暗いひともいるはずがないと思うようになった。明るくみえる時は、暗さが腹に沈殿しているし暗くみえる時は明るさが腹に沈殿している。明るさと暗さは循環ポンプで動いている。
閑話休題 きょう本屋であったひとは、どうやらこの日記の09/02日付を読んでいたみたいで 「でも、牧田さんの顔はよくみると素敵ですよ」とぼくに言った。 日本語はむつかしい。
顔が顔だけに女性にそういう言葉を投げかけた経験はないの解釈はふたつに分かれるのだ。 解釈①・・顔がハンサムじゃないからどうせ断られるだろうという思いで萎縮してしまう。 解釈②・・顔がハンサムだからそういう苦労をしなくても向こうからよってくる。
勿論ぼくの過去は解釈②で満ちているのだが、誤解されたようだ。 日本語はホントにむつかしいと思った。
|
〇ぼくの家の近くの幾つかの地区で異臭苦情があいついでいる。生ゴミで堆肥をつくっている場所がその源らしい。 旧芦原町某地区が行政に訴え、保健所(こういう施設の許認可権は保健所にある)と市担当課が現場調査の上、業者に対して脱臭装置を増やすことを行政指導したと、昨晩、担当課から聞いた。 例えばゴミ焼却の場合ならば発生現場周辺にダイオキシン数値計測の為のモニターがついているのは知っているが、匂いの場合は受け手に個人差がある。ましてやその数値計測などはむつかしいのだろうとぼくは思っていた。 しかし、担当課の説明によれば、匂い計測器があり許容上限値も決まっており市内8箇所で計測されているとのこと。ちなみに当該現場から発生する匂いの程度は許容値以下なのだそうだ。 化学物質や薬剤が混入しているわけではないし、有機農法の為には堆肥が必要だ。 異臭とならない範囲のなかでどうつきあえるかが今後の課題だと思 |