昨日は、図書館で借りてきた本の中の一冊・養老猛司著「涼しい脳味噌」を読んでいた。「IT情報社会の到来で我々の脳味噌が変わったかというと、全然変わっていない。ここ数万年人間の脳味噌は同じである。そもそも人間の本質は「感じる」ことであり、「感じる」為に体全体があるのである」というくだりで、うんなるほどと思い「細呂木の溜池」を見に行った。なんせ溜池をみるのが好きなのだ。
溜池のほとりは雪化粧された静寂の世界だ。傍らの樹木の枝葉に積もった雪のしずくが首筋に落ちてくる。パリで買ったダーバンのコートの襟をたて、ニューヨークで買った洋モクに火をつけた。
水面が撥ね上がり「バシャッ」という大きな音がした。突然のことで何が撥ねたのかよくわからない。せまりくる夕闇は、視覚を弱め聴覚だけを鋭敏にするのである。
帰路、ぼくは考えた。
「水霊が撥ねたのだろう。小さい溜池なのだから竜のたぐいではないだろうが、ともかく水霊が撥ねたのだろう。牧田くん、いろいろ苦しいことはあるだろうが人生七転び八起きやネバーギブアップやぞとぼくを励ましてくださったのだろう」とぼくは考えた。
○先日新設したアンケートを覗いてみました。
・幼児園化については賛成が多数
・中学校統合・新幹線については賛否が拮抗しています。
実は「アンケートURL]については、皆さんが項目をつくることのできるものにと思ったのですが、違ったものにリンクしてしまいました。
現在の項目及び数を残したまま、きょうのうちにバージョンアップするつもりですので、よろしくお願いします。