早朝、某地区の道端。インターネット対応可能としたノートパソコンでこれを書いている。
見上げれば、ぼくがあこがれている女性の家の屋根がみえる・・・。
「あーら牧田さん、私の家の近くに来ていたのね。玄関ピーンポーンしてくれればお茶でもだしたのに・・・」と思う女性読者が沢山居るはずなので、これは冗談ですと一応言っておかねばなるまい。
早朝の風景・みっつ
何の変哲もない使用済瓦置場のように見えるが、実は違う。
雑草の繁りでよくわからないかもしれないが、写真前部分と後ろ部分にはおおむね4尺のレベル差がある。
つまりこれは擁壁なのだ。コンクリと違ってなんと味のある擁壁であることか。循環経済を考慮した下金屋地区のひとたちの叡智がうかがえる。
細呂木から吉崎へ抜ける旧街道の入口にある切通しで、ぼくはここを旧金津三大風景のひとつだと密かに思っている。
何年か前の冬、この切通しを歩いた。
雪に埋もれた崖に一輪の赤椿を見つけ、ため息がでた。
日常、この切通しと付き合うことのできる細呂木地区のひとたちは幸せだ。
未明に何度も訪れたことのある東山の大堤。
坂井郡内で、加戸の堤につぐ大きさを誇る。
一度、深夜にここへ来て三脚を構えたことがある。
カメラはライカF38・望遠レンズはニコンで筒長さは使用時38cm(収納時15cm)・経口は42mm。
勿論、堤の精霊(ネッシーじゃなくてヒッシーか)をフォーカスするためだった。
この堤を持っている東山地区のひとたちがうらやましい。