昨日の午後、私は墓所に居た。墓所といっても山中だ。お袋が先祖の墓をもっとお参りしやすい場所に移動したいというので、同行したわけです。
墓に向かって合掌しながら考えた。
先祖の墓、といったところで刻まれている名のそれぞれがその時代にどういう人生を送ったのかは一向にわからない。
わからないけれども推測するに
代々はしゃばを支配する側ではなくて支配される側に居たような気がする。しかし、清貧だけで生きたのではなくて、軽犯罪くらいはしていただろう。なかにはおなごで身を崩した代もあったのではないか。
妻は、「家のルーツを調べてほしい」と、時々言う。寺に行き過去帳を見れば何代か前まではわかるだろう。調べに専念すれば相当昔にさかのぼることができるかもしれない。興味のある作業です