厚生労働省が21日発表した人口動態統計(速報)によると、2006年上半期(1~6月)の出生数は計54万9255人で、前年同期より1万1618人増え、6年ぶりに増加に転じた。
出生数の回復傾向により、女性が一生に産む子供の数の推計である合計特殊出生率も、06年は6年ぶりに上昇に転じる可能性が高まった。
速報によると、出生数は2~6月にかけて5か月連続で前年同期比を上回る回復基調が続いていた。出生数増加の理由として同省は、「20代の初婚率が下げ止まると共に30代の初婚率が上昇傾向にある」ことと分析。さらに、妊娠中絶の減少や雇用情勢の改善なども影響したとしている。今年上半期の婚姻数は36万7965組と前年同期比で1万936組の増加だった。・・後略・・(08/21
YOMIURI ONLINE)
記憶で書くのだけれども、完結婚の場合の出生率は2.0を上回っているはずだ。6年ほど前にTVで見た全国の出生率比較では最低が東京都新宿区の0.75人だったが、最高は鹿児島県和泊町の3.7人だった。 (注:人口2万弱の和泊町は琉球列島の沖永良部島にあり、徳之島と与論島にはさまれた周囲60kmほどの珊瑚礁の島です。幕末に活躍した西郷隆盛が薩摩藩主・島津久光によって幽閉された島でもあります。僕はサトウキビ・アダン・蘇鉄・永良部百合・鍾乳洞・熱帯魚のこの島でささやかな青春を謳歌しました。 あの時一緒だった男女たち・・今はいいおじさんおばさんになっているのだろう)
YOMIURI ONLINEは、<同省は「少子化は改善傾向がみられるが、人口減少の大きな流れを変えるまでにはいたっていない」と見ている>と結んでいるけれども、自治体が鋭意努力するならば、将来においての出生率が下げ止まるあるいは逆転する可能性のあることをこのレポートが示していると僕は思うし、その意味で二中存続の根拠は決してなくならないと、思っている。 自治体としてのあわら市の目標は「住みよい町」あるいは「住みたくなる町」の実現であるはずです。
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