食料輸入を中国に大きく依存するようになった昨今、輸入農畜産物に混入する毒性が問題となっている。先進国のなかで食料自給率が突出して低い日本にとっては看過できない。
まさか江戸の昔に戻ることは出来ないだろうが、「士農工商」で重農政策を施した江戸幕府を再考しなければならないと思う。 当然無農薬で、町衆の排泄物は貴重な下肥として近郊農家に売られていた。農家の風呂は一週間くらいは水替えをしなかった。溜まりに溜まった垢が貴重な肥料となったからだ。 菜種は照明の原料となり、藁は縄となりてんごとなりわらじとなった。つまり循環経済であった。当然、当時の社会には匂いがあった。
しかしやね TVが無臭ナントカ無菌ナントカを宣伝するせいか、社会がどんどん蒸留化されている。
某議員が私に「まきちゃん、市内には公共下水道延伸地域と未延伸地域があるわな。こどもがな、未延伸地域の家へ遊びに行くのを渋ることがある。便所臭いと言うんや」と言ったことがある。
物に形があるように、言葉に抑揚があるように、気体に匂いがあることは本来当たり前のことであるはずなのに、社会は近代化の名のもとに我々を無感覚人間にしたてあげようとしていると思うのである。
〇本日は事務所の整理整頓にせいを出している。来訪者の皆さんにファンタジックな空間を味わっていただきたいからだ。 キーワードはランプ。 能登半島の突端で見た「ランプの宿」のような雰囲気を創りたい。問題はランプが無いことだ。どこへ行けば買うことができるのだろう。 |