昨日は、たたら鉄をつくるグループのところへ行って、遊んできた。
そもそもが、旧金津町の町名の由来は、金が古代の製鉄所を意味し、津が河戸を意味している、と郷土史家だった故・山口先生から聞いたことがある(16箇所の古代製鉄所跡が町内で確認されている)。
素戔鳴尊による八岐大蛇退治の出雲神話のなかの八岐大蛇とは何かというと、高志の国の出雲国への侵略軍であると言った学者がいた(ような気がする)。荒ぶる神・素戔鳴尊が今ふうに言えば出雲国の自衛隊であったというところか。
八岐大蛇の2x8=16のまなこが火を噴き、体から大音響とともに火柱のあがるさまは、たたら鉄生産に大量の木材が消費されたことを意味するのだろう。
高志の国は越の国であり、今でいう福井県であった。この福井県が、のちに継体天皇となる男大迹王を輩出しておりその強大権力の背景に大量の鉄器があったということになる。
古代の福井県は鉄生産を背景に持つ軍事大国であったのだ。
そしてその民(たみ)の末裔である私などは本来硬派でなければならない。凛としていなければならない。しかし現実には軟弱者を脱することのできない私はそのことに時折いらだちを感じる。
非常に低い確率だが、もしかしたら私は男大迹王の隠し子の末裔であるのかもしれない。絶対権力者の持つ裏面がDNAとして流れているのかもしれない(笑)。
今朝は北潟湖のほとりにたたずんでいた。
写真のように葦の群生している所は、水面下がヘドロの堆積で浅くなっている場所だとのこと。