本日は4時半に起床。目玉焼きをつくり、朝食をすませて外に出ると、さらさら雪が舞っている。毎年見る光景だが、死ぬまでに一度、「雪の精」に会ってみたいものだ。
「雪」 三好達治
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
①眠らせていうのは雪だとずうっと思っていたが、ある時某老女が僕に「三好達治は極端なマザコンやった。だから、眠らせているのは母親や。母親にだっこされながら安堵して眠ってるんや。」と、言った。
②この詩は古語を使っているから、叙情的なんだろう。「ふりつむ」の「む」で、屋根が藁屋根となり、静寂の世界となる。
これが現代語だったら
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつもる。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつもる。
となり、「る」がどうしても撥音をイメージさせてしまい、静寂とは程遠い。
CADが一息ついたので、昨日、事務所の整理をしていたら、昨年いただいた郵送物が出てきた。差出人は現在東京在住の三谷彰氏で、このブログを御覧のみなさんの中にもご存知の方は多いのではないか。 |