2012年04月

 1日-10日  11日ー20日  21日ー31日

22012/04/30 (月) 昨日の一日


昨日の午前10時からフェニックスプラザにおいて第83回福井県中央メーデーが開かれた。



連合福井会長・山岸氏の挨拶で会は始まった。


西川福井県知事など、各来賓の祝辞が続いたが、そのなかでも若山・福井県社民党代表のそれがわかりやすかった。小数野党故のものでもあろうが・・。




連合東北ブロック代表・砂金文昭氏(連合岩手会長)からのアピール文紹介もあった。


午後は福井県教育センターにおいて幹事会。
大飯原発再稼動問題についての質疑が中心となった。僕は使用済み核燃料処分についてを聞いたが、予想どおり有効なてだては無いみたいだ。


22012/04/28 (土)ut宴のあと


昨晩は金津小学校PTA時代の役員6名が各自酒・つまみを持ち寄っての焼肉パーテイが開かれ、思い出話に花を咲かせた。


僕も久しぶりにしこたま飲んだが、昨晩の主役はなんたってTくん。Tくんのよどみないなめらかな弁舌に、女性たちがうっとりと聞きほれている。


女性たちが、「みんな変わっていないわねえ」と最後に言ったので、僕はあることわざを思い出した。


「大人は子どもの夕暮れ」ということわざがあるが、歳を重ねるということは自分のなかにある素(そ)の部分をそのままに出していくようになることではないか。



22012/04/27 (金)  肉付きの面 そして今夜は宴(うたげ) 


「吉崎の肉付きの面」といえば、信心の尊さをうたったものとしてここら辺りでは有名だが、一昨日の来訪者が異説のあることを私に語って帰っていた。


昔、吉崎の村に「清(きよ)」という信心深い女が住んでいた。清は夫と子どもに先立たれ、姑の「おもと」というお婆さんと暮らしてた。清は毎日熱心に吉崎寺に通って、亡くした家族を弔っていた。しかし姑おもとはそれが気に入らない。村人からも親しまれ、けなげに生活する清が良い人ぶっているようで、憎くて憎くて仕方なかったのである。鬼女の面で怖がらせてやろう 清に一泡吹かせるにはどうしたらよいか? 
おもとは家に伝わる鬼女の面をかぶって嫁を怖がらせてやろうと思いついた。そして清が吉崎寺に詣でるのを先回りして、面をつけて髪を振り乱して清の前に飛び出した。食まば食め、喰わば喰らえ 清は驚いたものの「食(は)まば食め、喰(くら)わば喰らえ金剛の、他力の信はよもや食むまじ」と念仏を唱えながら逃げた。おもとも正体がばれては大変と、家に飛んで帰った。
面が顔からはずれない!
家に着いて、面をはずそうとするけれども面は全く顔からはずれない。無理に外そうとすると顔の皮、肉がそげてしまうような痛みが走る。
そこへ嫁の清が帰ってきた。鬼女の面をかぶった姑に驚く清。仏の力で面が落ちる おもとが涙ながらに訳を話すと、清は「南無阿陀仏」と心から唱えなさいと勧めた。念仏を唱えると、なんと面はぽろりと顔からはずれたのだ。以後おもとは清とともに熱心に仏を信心するようになったのである。



この伝説が巷に流布しているが、果たして信心だけで毎晩吉崎寺まで通うものだろうか。そうではあるまい。清は蓮如さんのお顔を毎晩見ずにはいられなかった。蓮如さんのお声を毎晩聴かずにはいられなかった。蓮如さんはなんせ、27人(だったかな?)の子をつくった絶倫の男だったのだから。


清の胸のなかでの亡き夫や子に対する弔い心が徐々に蓮如という稀有な男性に対する思慕の念にとって代わられていったのである。
姑おもとは、女のそういう宿業を熟知していたからこそ、家庭崩壊を避けるため、敢えて鬼女となったのである。


私には
親鸞や良寛や一休が常に女性の影を持っていたように、第一級の宗教者というものは色好みであることを立脚基盤としていたように思えて仕方がない。

22012/04/26 (木)  昨日の一日 


昨日の午前中に開かれた総務文教常任委員会(僕は厚生経済常任委員会委員)のテーマが(仮)生涯学習館のことで傍聴に行こうと思っていたのだが、同時刻に大リーグヤンキース(黒田先発)vsレインジャーズ(ダルビッシュ先発)戦の衛星放送中継があったので、そちらのテレビ観戦を優先し傍聴は止めた。


黒田もよかったがダルビッシュはもっとよかった。まさに快投である。
強力ヤンキース打線を相手に9回途中まで無失点に抑えたのだから 勿論すごいのだが感情をもっと表に出せばいのに、と僕は思った。
端正なマスクであってもポーカーフェイスだとどうしても冷たく感じられ、まるで自分を見ているような気になってしまうのだ。


午後は坂井地区広域連合議会。
提出議案は
議案第7号  専決処分の承認を求めることについて
(平成23年度坂井地区介護保険広域連合一般会計補正予算(第3号)) 
議案第8号  専決処分の承認を求めることについて
(平成23年度坂井地区介護保険広域連合介護保険特別会計補正予算(第4号)) 
議案第9号  専決処分の承認を求めることについて
(平成24年度坂井地区広域連合一般会計補正予算(第1号)、平成24年度坂井地区広域連合介護保険特別会計補正予算(第1号)及び平成24年度坂井地区広域連合代官山墓地特別会計予算) 
議案第10号  専決処分の承認を求めることについて
(坂井地区共同処理事務の合理化に伴う関係条例の整理に関する条例ほか13件の条例制定)
議案第11号  代官山斎苑の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第12号  坂井地区広域連合監査委員の選任について
いづれも全員賛成もしくは賛成多数で承認されました。


終了した時、既に5時を過ぎていたので、僕は直接剣岳公民館へ向かった。議会報告会が開かれた為である。
終了したのは午後9時。これで四回の報告会全てが終わった。
出席なさった市民の皆さんと報告者との質疑応答を聞いていて先ず思ったことは、まちうちと郡部で議会・行政に対する関心の方向が明らかに違うということだった。


22012/04/25 (水) 昨晩の議会報告会


昨晩の議会報告会は、市商工会本所(金津川南地区対象)で開かれ、我々①班はそれに臨んだ。同時刻に②班は細呂木公民館(細呂木地区対象)、③班は坪江公民館(坪江地区対象)で開かれた議会報告会に臨んでいた。


司会をしていて思ったこと。
①場所柄、特に旧金津町民にとって関心の深い案件についての質問が多かった。
①行政側からではなく、議会側からの提案はだせないのか?という質問。
①パブリックコメントは機能しているのか?という質問。
①質疑は、本来応酬を重ねることで深められていくものだが、参加者が多く閉会時刻が決められているため、どこかでマイクを次の質問者にうつさなければならない。これは司会者としてちょっと辛い。


きのう、自宅の郵便ポストに一通の葉書が入っていた。
先日開かれた他会場での報告会に参加しての感想が書かれている。
読んで「うーん、なるほど・・」と思った。
これは私信なのだけれども、公的な会に対しての感想なのだから、反省会の折に(書き手の名前を秘して)公表せねばなるまい、と思った。
 閑話休題
地名からその土地の成り立ちが伺える。
言葉を変えて言うならば、地名には地霊が潜んでいるのだ。

旧金津町 小字一覧  

(1) 蓮ケ浦
平崎・蘭場・丑畑・縄境・長窪・欠ノ上・口細・船窪・扇田・新田・此ノ崎・上野山・大縄・柴田・北出口・西出口・南出口・東出口・西浦・下宅地・中宅地・海成・登立・馬出・一里山・東浦・向ノ上・金剛江・前田・阪ノ下・南田・上ノ田・二口・葛山・宮ノ上・宮ノ越・珍社久保・東久保・水崎・山ノ下・大曲・長谷出・宅地田・下笹山・上笹山・清水谷・深田・下鵜窪・上鵜窪・上崎・鴨ケ淵・下白木・中白木

(2) 細呂木
大久保・野境・東大野・西大野・八木山・大山下・江尻・真砂谷・下鴨谷・中鴨谷・上鴨谷・口鴨谷・奥鴨谷・原山下・二ツ谷・岩崎・後谷・堤田・坂東山・西親田・水窪・新田・館腰・宮ノ下・南宅地・北宅地・新宅地・大門・堂ノ下・東親田・久保佐・番田・穴田・苗代・東宅地・中江・丁田・馬場見・弥五ノ神・崎田・阪ノ上・天神堂・藪ノ腰・煙具・清水通・千通・城ノ南

(3) 橋屋
奥滝谷・中滝谷・口滝谷・滝ノ尻・滝川下・蛭ケ谷・瓜谷・小谷・亀ケ淵・亀ケ淵上・脇ノ田・五反田・尻江・岡ケ花。鍛冶屋田・高畔・中江・一反所・堂ノ下・大門・久保田・中畑・前田・蟻ケ浦・清水谷・拝坂・三昧谷・久保・野山(4) 樋山
谷・馬倉谷・清水元・ナリカ子・折走・カイハミ・小谷・東大平・西大平・大窪・表垣内・大谷・板ケ谷・日ケ地谷・石ケ谷・南谷・小堤・南田・下垣内・アイノキ・三ツ屋・高畑・袋地・奥久保・上ケ市・前田・八斗九升割・五反田・細ヲサ・八反田・上反田・口蔵ケ市・ブセン山・コワミ山・口長谷・糖持・奥長谷・市ケ谷・ヲモ谷・立掛・二十歩

(5) 指中
下畑ケ田・上畑ケ田・竹瀬・大坪・中山・下上出・上大坪・四反田・西縄・大縄・針木町下稲場田・下中挟・室屋垣内・南上出・下垣内・上中挟・苗代・上稲場田・横枕・東江添・西江添・後谷・上後谷・今ケ窪・南稲株山・北稲株山・鴨淵・下八反田・水窪・窪田・塚田・中苗代・中垣内・上垣内・上苗代・項田・上町田・稲子・町田・上縄手・下縄手・指稲場田・上八反田・下月ノ木・上月ノ木・中月ノ木・稲場・蛇谷・根之池ケ谷・西坂ノ上・城ノ窪・指山・指垣内・指苗代・南町田・下松木谷・中松木谷・古ケン貢・上松木谷・長宇佐・瀧之上・長尾・道ノ上・東三大堂・三大堂

(6)沢
エスリガ谷・畑ケ田・郷田・当保谷・小坪・大坪・口毘沙谷・中毘沙谷・奥毘沙谷・雨原谷・阪尻・鎌ケ谷・東谷・四月天・備後・御城・向山下・前田・古川・口谷寺・奥谷寺・宅地・広瀬・田嶋・柳之内・○頭田・口臼谷・中臼谷・輿臼谷・西上野・岡之花・出村・代り田・上四反田・下四反田・下七拾歩・上七拾歩・北堺谷・南堺谷・戌之部ニ・亥之部ニ

(7)滝
新村・岡ノ谷・岡ノ下・上壱丁田・下壱丁田・水窪・下大田・上大田・米ケ谷・幸ノ須・椚谷・下的場・下砂長谷・上砂長谷・下内畔・上内畔・大領・北垣内・平谷ノ一・平谷ノ二・東垣内・出畑・新屋割・前田・的場・上的場・大久保・西谷ノ一・西谷ノ二・下西谷・新ケ窪ノ一・新ケ窪ノ二・新ケ窪ノ三・道谷・道所・大滝・善下寺・清水滝・介落・南谷ノ一・南谷ノ二・南谷ノ三・南谷ノ四・南谷ノ五・堀田・藪ノ腰・大畑・半田・大蟹・下中尾・上中尾・牛ケ窪ノ一・牛ケ窪ノ二・勝尾ノ一・勝尾ノ二・奥谷ノ三・奥谷ノ一・奥谷ノ二

(8)青ノ木
幸野渕・天井ケ崎・松ケ下・的場・口木寅・中木寅・奥木寅・東垣内・北垣内・久保田・坂谷口・窪田・村前・西垣内・上堂ケ谷・下堂ケ谷・三月出・大畑・合毛谷・藤林・鋤崎・三枚田・眼盗谷・岸本・馬洗・回渕・太郎丸・杉ノ畷・蛇谷・大平・大笹・小窪・八ケ坪・龍ケ谷・八反割

(9)宮谷
柿ヶ谷・谷口・荻ノ下・道ノ下・加知屋・南ヒモシ・ヒモシ・天ケ谷・北ケ谷・堂神田・駒ケ谷・後谷・仮幸・打越・鳥ケ久保・北兵治郎・西場久保・堂ノ岸・大嶋・竹ノ越・大山・合谷・畑ノ前・戸村・觀音堂・鳴田・五枚田・仏堂平・仙堂・野境・魚ケ谷・若○原・棚田坂・尻江・上苗代・上宅地・下苗代・下宅地・狐尾・畦ケ平・大久保・脇出・樋ノ詰・深田・イヤビシ・中大野・庄割棚・庄割・水久保・鋤ケ崎

(10)山室
笠掛・菊松・上野・桜窪・雨堤・当南・下向・焼田・坂下・上西垣内・西垣内・西ノ峯・西番出山・中番出山・東番出山・山向・南大笹・大笹・大笹ノ上・琵琶ケ谷・南琵琶ケ谷・東琵琶ケ谷・桑木坂・北野平・五反田・北沖・穴ノ前・八ケ谷・南八ケ谷・馬洗ノ前・馬洗・南馬洗・北野・毛代・堂ノ越・芝坂・新屋・南笠掛・堂ノ下・下川・南下川・尾崎出・與田・砂長谷・江ノ尻・坪ノ内・花田・西清水田・能登久保・中大野・東八ケ谷・大年保・西大年保・北大年保・諌刃族・大野・日々焼・與明・三反田・北波佐間・清水田・波佐間・南波佐間・南小野・野竹・小野

(11)高塚
残舗場・後谷・西野・牛ノ谷畑・三昧ノ上・北宅地・宅地・谷口・堂田・鴨田・清水尻・苗代・堂ノ向・堂ノ上・馬坂・友安・黒谷・三反田・服部田・堂下・堂後・中割・中尾山・森ケ下・天王・石橋・天王道裏・久保田・桑野・源当・雨堤・浅ノ後・西方寺田・山崎・西垣内・鍛冶田・

(12)清王
麻田・御手洗・戸之瀬・御藪ノ上・大島・源場・焼野・狐穴・東棚・小谷・塚ノ越・古新家向・入場上・弐升蒔・野田・峯畑・戸崎・南谷畑・西野田・子西野・西野尾・牛西野・上平・庄田久保・亀山・黒谷・黒谷棚・下谷口・岡ノ峯・一ツ橋

(13)柿原
下梯・上梯・金田ン・中狭・東三宮谷・東宮谷・山中・定國・徳田・願作・○釜・相野・メロク堂・赤坂・光明猫宮・猫背・股背・蛇ケ池・ドメキ・熊ノ子・岸場山・小神田・向ヒ田・東出・指ノ尾・四ツ谷・中畑・ケカク・東ノ腰・上ミ田・觀音堂・用ノ池・上ミ用ノ池・寺田・ゼニヲ・墓堂・麻畑ケ・護法寺・鐘楼堂・中垣内・寺垣内・東出ス・寺山・坂下・指ノ窪・里ノ上・鴉ス・栃ノ木・江川・狐穴・上指谷・中指谷・下指谷・○谷・堀切・勝屋谷・土器田・馬渡り・新清谷・丸尾・本荘田

(14)山十楽
白山堂・東久保・丸尾・新在家・新在畑・下本庄田・下垣内・山下垣内・嶋垣内・林ノ下・屋鋪割・嶋出口・大嶋・中嶋・山田・五平川・新保谷・家久保・西久保・見花場・上大坪・嶋終・下大坪・狐塚・一ツ橋・岸ノ下・黒谷・黒谷棚・中黒谷棚・中黒谷・下黒谷・下黒谷棚・牛ノ谷・北牛ノ谷・西尾・下野田柵・下野田・唐見木・上野田・上野棚・庄田窪・桜垣内・白山・出嶋・西横峯・白山堂・上野山・東久保山・中尾山・清水山・一ツ橋山・唐見木山・下谷口山・西尾山・三嶮山・眼盗ケ谷・三国道・横峯・茶屋・馬久保・嫁嚇し・丸尾・一本松

(15)山西方寺
谷口・田ノ丸下・田ノ丸・鷹田谷・細割・竹ノ後・茶久保・宅地・後向・茂田・四ッ屋・橋上・堂前・濁池・東田・池ケ谷

(16)坂口
上白木・中白木・御笠山・坂ノ上・下ノ畑・上ノ田

(17)稲越
安浦・寺藪・北畑・堂之西・宅地・北大嶋・南大嶋・布目・上布目・墓ノ前・西墓ノ前・7ツ畔・大和屋・下樋爪・南天和屋・大田・五反田・一小路・北市小路・西高馬・大久保○・黒丸・馬所面・北池田・池田・北上反福・小萩・南坂福・森分・畔道・宇根田・八反田・出口・北宅地・北堀田・南堀田・南宅地・徳丸・奥三拾歩・

(18)河原井手
東徳丸・年成・畔道・明光田・組上反田・江之本・森之上・弐百歩・西長田・平畔・高間・村越・繩堺・屋敷・御組屋敷

(19)池口
北畑・西高間・弐百歩・川田上・畑尻・森ノ下・繩堺・北歩・北歩裏・六反保・宅地・大瀬町・南畑・川鳴・京根・南大瀬町・灯明田・4反田・北ナメシ・ナメシ

(20)伊井
下網戸・上網戸・三反田・○堀割・江尻・古河・出村前・高間・北畑・川田・徳竹・国重・西側・西郷之水・東田屋・東郷之水・先橋・田屋・柳橋・ヅコ・開原・島崎・畔道・堂橋・堂ノ森・高屋敷・中嶋・樋本・堤・松畦・八田○町・清水貝・玉井・中捨・合ノ木・巽森・番田・地底・末戸・筧爪・前之倉・向野・向井田・八郎畦・堀田・東稲場・西稲場・正池田・○○・吉地・五反田・松ノ沖・中垣・野添・西久正造・西久正作・二反田・釜蓋・北○・南○・西○・三反田・笠島・八反田・陰ラ崎・樋ノ詰・白丸・高田・梅ノ沖・北道田・南道田・ナメシ

(21)清間・
東越道・八反・東畑・東宅地・川ノ上・西宅地・上念畑・中畑・中越道・坊主・六反・茶ノ木・長石原・森ノ末・西越道・西古川・大畑・稲角・郷ノ木・中館・三角・智切田・南ノ川・府化・市ノ坪・適当田・東ノ川・畦道・又田・堂ノ前・東苗代・番典・内多田

(22)桑原
東越道・油井田・布畑・大膳・清水上・八反・東宅地・蕪屋鋪・西出垣内・内多田・前畑・正田・苗代・東側・福畑・行橋・東八反・北片前・鎧原・芝市・拾八波・束葭・延明・長畑・神門崎・馬場・西八反・南浦・宝前・南垣内・久保屋敷・新狭場・森戸・番留・東繩堺・西繩堺・中嶋・白髭・古番田・壱本輪・弐石田・昌浦田・裾・○酌・長田番田・裏田・地底・終牧田・神田・筧爪・四ツ畔・白山田・持田・豆田・中尻原・表湫・裏湫

(23)古屋石塚
甲崎・八幡向・箱畑・菊草・松若・見切・窪之池・八反・西八反・山人・東中野・西中野・狐原・登橋・森新田・中円摩・土用田・清賀・東繩堺・西繩堺・反白・清水・円摩湫・西湫・義路湫・吉田・南茅場・北茅場・三昧越・野越・善才・高札前・宅地・郷越・山河戸・種池・古屋敷・堂越・春日田・九反畑・三馬辻・南森・太郎次郎・○○之上・宮越・内田ノ下・東春日・内田河戸・穴浜・天王浜

(24)矢地
菅野境・伊井塚・○谷・茅場・庄屋田・小谷口・京上・道上・中道・深谷・河戸端・下川原・苗代・南裏・上川原・千歳・海道畑・鳥ノ手・江亦木・八反田・穴田・桜町・小黒日・森越・堤・小坂・麻畑・嶋ケ内・東垣内・西垣内・寺前・大畦・六反田・広谷・五郎田・笹ケ谷・口細・行通・鞍骨

(25)菅野
上長増・長増・長谷・寺谷・蛇ケ谷・上蛇ケ谷・奥野十楽・山黒坂・小蛇ケ谷・椎ノ木谷葛浦・四枚田・百枚田・九反田・九反田平・金屋田・弐枚田・重一天・二口・境谷・鞍骨・三反田・深田・油木・北出・中野・天池・花畑・大師講・天阪・堤ノ上・ソウケ田・菅場・道木・北山沖寺・南山沖寺・野添・角山・獅子sケ鼻・崩上・上獅子ケ鼻・山越・堂之下河原・窪田・屋敷割・庄田・五反田・小林・生木田・早稲田・妙信・長原・石舟・南屋敷・杉ノ木・池ノ側・大燃・山本・永代割・矢地境・中道・池ノ川・押敷田・狐畑・吉問・高間・鳶ノ巣

(26)牛ノ谷
七廻り・松山・大向・大畑・関屋谷・南谷・奥南谷・大堂ケ市・堂ケ市・上樋之爪・南垣内・下樋之爪・南下垣内・南中垣内・中清・茶ノ前・川北垣内・宮之前・淵之上・向山・河原・上北野・浅之越・大尾・外ケ竹・沢前・片平山・下北野・新蔵・水溜り・正○ケ市・宮之下・庄田・鳥谷・赤阪谷・五田・拾四割・椎木谷・堺谷・松尾谷・上池田谷・下池田谷・上東谷・下東谷・口東谷・下内谷・田城谷・月清水・棒地谷・奥地谷・北蔵刈谷・西蔵刈谷・蔵刈谷・百枚谷・上松之木谷・中松之木谷・下松之木谷

(27)宇根
瀧之上・村ノ下・下り・宮ノ下・畔之下・畔之上・京田坪・コン谷・コン谷口・ススガ谷口・桃木谷・油木谷・越太郎・ナナメ・ヤキヲ・大平口・村之上

(28)市野々
・ホスキ谷・ヒスメ・休場・畑田・下出原・向出原・上出原・堀田・田向・西出口・東出口・小谷口・村下・ハザマ・稲場山・大神保・宮ノ根・イヤガ谷口

(29)下金屋
シンデン・奥之谷・小馬阪・三反田・カシヤゲ・畷路・竹之蓋・宅地・村下・村前・中田・東・大久保・堂之前・小谷・亀之谷・奥亀之谷・向出原・野平原・奥野平原・斧原・寺谷・奥シミキ谷・大尾

(30)熊坂
長尾・酒ノ尾・北酒ノ尾・南酒ノ尾・東野・向ノ岡・鶴ノ越・中山・梅ノ越・細田・晦日田・大武・宮ノ越・高野・水上・栗ノ谷口・糖ノ谷口・谷口・田羅別当・丸山・春日・春日前・窪田・北川・出口・松ノ腰・親ノ垣内・堂ノ下・躑躅ケ原・丁見・堂田・相田・金谷境・狢ケ谷・坂ノ北・坂尻・中ノ町・下西垣内・上西垣内・西出・竹ノ腰・宙出口・薬師腰・岡之島・垣内田・鳥居下・中道・水尻・別所・掛ケ・天谷・狐窪・駒田羅・宇原・勘京・野手・松ノ影・堂ノ前・小久保・上野・下野・南上野・馬捨場・東京常・西京常・山ノ谷・向西浦・石切谷・西浦・五反田・下池ノ尻・上池ノ尻・油田・中出・寺屋敷・的場・山腰・島田・升谷口・下谷・溜ケ下・前山下・窪野・鳥越・市布境・東長増口・南沖・観音前・松ノ下・西ノ谷口・西ノ谷・長田橋・墨屋・小谷・蔵王下・袖垣内・神明前・出道・亀山・阪ノ上・切田・岩生水・釜谷・道ノ北・下橋・岩ノ下・布代・三階通・三枚田・大仏畑・長増口・桜谷・西長増・城ノ腰・鎌ノ口・切寿谷・白瀬谷・二ツ道・親ケ谷・権世境・宮ノ前・大谷口・上大谷・口大谷・金山・笹岡境・禿ノ下・岩見橋

(31)笹岡
滑川・初岡・阪尻・ニタ股・中ノ田・高田・四ケ谷・鬼ケ瀬・山腰・油木・一之谷・大野・下荒巻・上荒巻・中荒巻・大平・金津田・堂ケ谷・大坪・宅地・天ケ谷・児ケ谷・下角目・国影・清水谷・行通・上野

(32)前谷
竹ノ下・虎ノ尾・駒田・二反田・三昧田・大日・丈畑・焼屋敷・裏屋敷・後丈・後谷・東畑・清水田・室ケ谷・上野田・上野

(33)北
下垣内・大ツ割・仲畑・合水畑・村下・古堂・舘之腰・金月田・八郎丸・茶園・円摩・古屋敷・直繩手・湯田・権右田

(34)北野
南畑・南垣内・北垣内・長割・六反田・五反田・前田・中草・神田・切歩・庚申田・蔦田

(35)中川
小黒目・池田・蛇山・奥向山・戸板渕・三体仏前・奥十楽・滝ノ上・南前川・前川・叔母田・的場・向山・川向・北垣内・下河原・高座・西門・下西門・苗代・自家中・東・壁嶋・丸山・口山田・行通・中山田・坊寺・大谷口・六ツ割・清水谷・山腰・沖田・弐枚田・六枚田・場所面・河原田・夷田・裏向・南裏向・竹札・勘屯田・丁田・館内・浅畑・反畑・勧進場・

(36)御簾尾
三昧古河・馬場・西出・中畑・馬ノ手・与後・下垣内・中森・水江・中庭・上垣内・久保田・清王・弐石田・中沖・河戸・室岡・繩境・百二拾歩・杉繩手・坪清水・高黒・山入・嶋田・鳥ノ毛

(37)東田中
北出垣内・五反田・六枚田・北平・高田・館・北岡山・南岡山・長草・勘屯田・八反田・違田・大田・藤若田・長田・四枚田・分川・川向・麻畑・古河・五法句

(38)治郎丸
北古河・北古河上・西古河・江蔵井・中割・五法句・柳原・下夕田・法々前・屋敷・南屋敷・三ツ屋・石尾・南蔵堂・北蔵堂・東前田・西松丸・河原田・高道・馬所面・松丸・館・山城・山畑・清水谷

(39)北疋田
北山腰・南山腰・西山腰・四枚田・竹之腰・北竹之腰・東山腰・三屋田・七畔・乙丸・大妻・合福・四拾歩田・替地田・前田・石尾・南垣内・北垣内・腰丸・上野畑・泉水・条江・高畑・上落合・下落合

(40)南疋田
福武者・長畦・二反長・蟹ケ瀬・縫町・大神田・七反田・高田・中馬渡・上馬渡・上中江・中中江・清水田・下中江・下馬渡・松丸・蓮田・磯月・柳町・馬洗河戸・宮ノ前・村内・館・曲田・嘉右衛門畑・稗田・四反田・豆田・行里

(41)瓜生
清水田・西下田・東下田・草壁・東草壁・中町・西幸三郎・東幸三郎・弥五田・桧山・元宮前・南畑・安町・前田・南垣内・中垣内・湫・高町・柿ノ木・北垣内・椿谷・馬場ケ谷・頭割・城泉寺

(42)権世市野々

(43)権世
大平・中大平・二之谷・二ノ谷口・井口・家野・宅地・口水上・中水上・奥水上・後谷・堂之後・堂之前・田之代・向山・平林・茶園・腰分・北山口・北山口一・北山口二・北山口三・北山口四・平山・神田・浪・七草・柿之木・渕之上・小阪・宮ケ谷屋敷・角田・伊之助・勝屋口・口勝屋・中勝屋・奥勝屋・天野・金太郎・下タミ之輪・天池・荒・方上り・大野・三之輪・清水之向・半田・宮之前・沢・阿知羅上野一・阿知羅上野二・向川原・新ケ寺

(44)椚
宮ノ前・坂東垣内・新ケ寺・明谷口・長尾・道裏・中前田・堂山腰・山之下・江之端・加賀辻・三関・上小黒目・下小黒目・西浦・善京・宅地・城ケ下・馬道・下前田・日和川・東六反田・西六反田・坊田・坊之垣内・垣内・亙谷口・安曽・出先・沼田・斉田

(45)鎌谷
上法善・下法善・八斗田・弐拾四枚・中島・上吹上・下吹上・上前田・中前田・下前田・北沙門

(46)清滝
内口・大久保・小谷口・北畑・相ノ木・馬渡・北八ツ杉・中八ツ杉・南八ツ杉・菅谷・北谷・森道・熊ケ谷・中山口・清水尻・上垣内・辻森前・金藪・保田畑・木○・上河原・保田垣内・下河原・柿木繩・神田・飛ケ谷・後山境・粟良・柳繩・穴田垣内・堂ノ後・庵寺・蔵王堂・江ケ宮・畑ケ下・谷ノ奥・深田・二反田・京塚北川・京塚・鎌谷境・馬田・西田・三昧野・山畑・大友田・嶋ノ下・日和川

(47)後山
亙谷・堀切・三昧前・三昧・三昧下・堤尻・金附谷・沖谷口・沖谷・室ケ谷・山岸・柳谷口・室谷堤尻・五条谷口・鳥越出口・シラカ谷・七曲谷・小谷口・十枚田・山王尻・山王・狼谷口・小佐田・池田・中田・鳥越垣内・八反田・五反田・畦ノ内・上畦ノ内・中郷江・キワシタ・宮ノ下・南東垣内・南西垣内・東中垣内・上ノ山尻・北垣内西・神田・神田西・出戸・袈裟ケ谷・袈裟ケ谷北・薬師堂・湯屋ケ谷口・湯屋ケ谷・三社・布越・赤尾・彦門田・新保・野元・カキ田・中道・モチ田・西奥ノ谷口・清水奥・清水口・堂田・惣計田・宮ノ山・御官野北越・下子節・堂市・館・東奥ケ谷・信長・子部・上子部・滝ケ鼻・毘沙門・桜屋敷・前田・寺ノ前・ジカハシ・又木・三郎谷口・坂尻・正法寺口・堀ノ外・南垣内・中垣内・東垣内・若林・堂ノ前・中山口・熊ケ谷・中山谷・中山堤・北垣内・杉ノ木・西久保・橋田・西ノ宮・北小谷口・西二枚田・山寄・四枚田・春日口・梶山口・春日谷・元シ田・清滝境・東二枚田・東石ケ谷

(48)北金津
横嶺・鎖下・大久保・長畑・中山・東野・大野・小野・狐塚・丸亀山・指口・千束腰・千束宿瀬続・新左エ門・奥左エ門・千束谷・向坂・猪ケ谷・一里山・弐里塚・鳥ケ嶋・百枚田・百本鳥・馬見塚・穴旅山・穴葉崎・茅山崎・友平山・西阪・金ケ丸・東阪ノ上・西中道・操場・東中道・吹上ケ・保久黒谷・石切場・中尾山・犬墓・行蟹山・外門前・東佐戸ノ下・西佐戸ノ下・雁田・下茅ケ谷・稲葉・江ケ谷・馬渡・滝ケ端・二口中江・西中江・拾俵田・堅田・下中江・鳥田・横手・樋之詰・花田・五千歩・兼定・荒西江・北地蔵・北根堪・中嶋・馬之骨・新堀・重義境・鴨住・大河原・西貝之宮・東開ノ宮・尼ケ渕・地藏河原・松河原・馬河原・堂ノ腰・南坂ノ下・北坂ノ下・丙子年・下八日町・上八日町・藤桜・十日町・字立町・春日山下・春日前・水口・天野・坪之内・清水ケ尻・桑野・山之下・平田・中割・山ノ根・平田二口・南二口・獅子ケ鼻・字働場・昼喰場・東藍場・西藍場・前河原・三蔵渕・窪所・東河原・奥河原

(49)南金津
東中道・六本松・中道・西中道・東側・東橋詰・西橋詰・御殿畑・真狐畑・堂ノ奥・相ノ神・東兵庫殿・兵庫殿・東光り・光り・東尼ケ渕・西尼ケ渕・古戦場・春日腰・西御幸道・多部・麻田・住吉・鷹ノ場・御納戸・早稲田・西早稲田・御幸道・北柳町・柳町・古地蔵・西地蔵・東折戸・西折戸・国市・川瀬・西龍郷・龍郷・蛇塚・一本松・京田・南龍郷・向谷畠・西向谷畠・南川瀬・影山・弐反田・西長丁・長丁・樋詰・馬乗田・南弐反田・西平田・平田・穴ケ市・直繩手・西来村・来村・春日田・西蓮松・東蓮松・五反田

(50)金津新
東側・麻田・才道・馬場・今丈広・丈広・六反割・北金畔・西浦・金畔・下江添・上江添・堂田・中入・上中入・樋爪・東江ノ尻・北江ノ尻・西江ノ尻・南江ノ尻・向江ノ尻

(51)馬場
東光り・大講堂・大溝・麻畑・坪ノ内・南中道・宅地・下足・北中道・江之上・江之裏・中割・花田・高道・西高道・見之手・東源長・源長・上番境・平田・四反田・江口・函割・狐枕・江ノ尻

(52)新用
東畑・宅地・春日・中道・羽根ノ前・辰割・小泓・中泓・高道・穴ケ市・九反田・市弥・長木・向長木


22012/04/24 (火) 若狭路


昨日は若狭路一人旅。
北陸高速道路を敦賀インターで下りて、一路「水戸烈士墳墓」を目指した。



白砂清水の「気比の松原」を抜けたところに「水戸烈士墳墓」があり、入口に「武田耕雲斎の墓」と書かれた大きな石碑が建っている。1865年、幕府軍によってこの地で処刑された実に353名の天狗党面々の墓所である。


墓所に足を踏み入れると、そこは既に異空間だ。353名の無念の魂魄が漂っている。
幕末のあの時代、水戸藩主・徳川斉昭は過激派の頭領として尊攘イデオロギーを幕府に具申していた。自然、水戸は尊攘でかたまり、当時の大老・井伊直弼に安政の大獄を実行せしめ、結果として井伊は桜田門外で水戸浪士たちの白刃により命を落とす。そういう狂気の時代に形成されたのが天狗党である。


世界の趨勢は、幕府に開国を余儀なくさせていた。武士、脱藩武士は佐幕か勤皇かで大きく対立し、才能ある多くの若者たちが命を落としていった。


「明治新政府の要職を占めたのは、生き残った雑魚(ざこ)ばかりである」と何かの本で読んだことがあるが、そのなかで一線を隔したのが西郷隆盛と大久保一蔵だろう。
西郷は新政府要職者たちの俗物ぶりに愛想をつかし、政府職を辞し薩摩へ帰るが、不平士族たちから反乱の御輿に乗せられいわゆる西南戦争をひきおこす。勝てるはずがないと初めからわかっている戦争を指揮し、最後は城山で桐野利明の介錯によって切腹し果てる。
(・・と書いていて12年前を思い出した。このブログを書き始めた時、僕はタイトルを「敬天愛人日記」とした。これは西郷の好んだ言葉で「天を敬い人を愛する」という意味を持つ。ところが女性ファンから電話で「愛人という言葉がイヤラシイわ」との抗議を受けそのタイトルを撤回した。勿論愛人には性愛の意味はなく、キリスト教的な隣人愛だったのだが・・)。


その翌年、大久保は無頼漢によって暗殺されるのだが大久保が残したものは「7000円の借金証書」だった。
怜悧の大久保と言われながらも、裏で部下のためにいろいろ骨をおっていたらしい。
人間の表裏がわかるのは「死してのち」だ。


2012/04/23 (月) 水戸烈士墳墓
 
きょうの午後に若狭町へ行く用事のある僕ははやめに自宅を出て、敦賀市内の水戸烈士墳墓に向かおうと思う。
墳墓は気比の松原近くにあり過去に数回行っているが、行くたび、烈士の霊魂に圧倒され、土饅頭の傍らに正座し土下座するしかない(土下座は選挙でするものではないのだ)。


寛永年間の黒船来航を期に水戸藩で尊攘派が形成された。尊攘派のなかの過激派は、勅書返納問題への対応をめぐり桜田門外の変を引き起こす。天狗党は長州藩と連携した挙兵を画策し奔走。
いろいろなことがあってその後、頼みの綱とした一橋慶喜に会う為の上京の途中、天狗党は敦賀の地で幕府軍に捕らえられる。


加賀藩は投降した天狗党員を諸寺院に収容し、かなりの厚遇をもって処した。しかし、田沼意尊率いる幕府軍が敦賀に到着すると状況は一変する。関東における惨禍を目の当たりにしていた田沼らはこの光景に激怒し、加賀藩から引渡しを受けるとただちに天狗党員を鰊倉(鰊粕の貯蔵施設)の中に放り込んで厳重に監禁し、手枷足枷をはめ、衣服は下帯一本に限り、一日あたり握飯一つと湯水一杯のみを与えることとした。腐敗した魚と用便用の桶が発する異臭が籠る狭い鰊倉の中に大人数が押し込められたために衛生状態は最悪であり、また折からの厳寒も相まって病に倒れる者が続出し20名以上が死亡した。
慶喜はうやむやの内に事態を終息させようと図ったものの、討伐軍を率いた田沼や関東の諸藩はこれに猛反発し、賊徒をことごとく処刑して禍根を残さぬようにすべきであると慶喜に迫った。しかし、会津藩・桑名藩・加賀藩から「天狗党の行動は単に勤皇の志に動かされてのものであり、寛大な処分を願う」という旨の嘆願書を取り付けた慶喜の工作が功を奏し、結局828名のうち処刑されたのはわずか352名に止まった。処刑は1865年3月。他は遠島・追放などの処分を科された。

その処刑された場所が水戸烈士墳墓のある場所である。


 2012/04/22 (日) 早朝は雨模様


昨日午前中の来訪者・Yさんから、「沖縄県産ほろどけシークワーサー」をいただいた。



沖縄県産なので期待感は大きかったのだけれども、どちらかというと甘口。

逢坂剛著「逆襲の地平線」を読了。
1876年の米合衆国西部地区が舞台の、白人侵略者達VSネイテイブアメリカンつまりコマンチ、アパッチ、スー族の死闘を描いたハードボイルドで、ジョン・ウエイン主演の映画を観ているような気分にさせられた。


それはともかく
物語の語り手・白人女性ジェニファは幼い頃の4年間、スー族に育てられたことで手話ができる。
そして、この手の話を僕は若い頃に聞いたことがある。つまりアメリカやオーストラリアのある部族は手話を母語としているということを聞いたことがある。
鉄砲などを持たず武器が弓矢だけの未開部族にとって、狩猟はチームプレイに頼らざるを得ない。獲物を四方から追い詰めていくのだが、その際、声を発することは獲物を取り逃がす原因となってしまう。ここで有力な武器となるのが手話なのである。
大平原や岩山で暮らし加えて目の毒になる読書をしない彼等彼女等は
すこぶる目がいいのである。コミュニケーションの媒体としての手話が聴力障害者だけのためのものではないことのいい例だ。




1997年10月10日読売新聞記事のダウンロードがうまくいかないという電話があったので、ここに(労力を惜しまず)ファイル化します。


6000年前の耳飾り 中国製に酷似
福井、桑野遺跡 交流3000年前にさかのぼる?


福井県立博物館は九日、同県金津町北金津の縄文時代前期(約六千年前)の桑野遺跡で出土した国内最古級のけつ状耳飾りなど石製の装飾品四点が、中国・浙江省の良渚遺跡(紀元前三千二百年ー二千二百年)から出土した玉器と材質や形が酷似していることが判明した、と発表した。これらは縄文時代前期に中国から伝わったとも考えられ、同時代後期とされていた日本と中国の交流の始まりが三千年近くさかのぼる可能性が出てきた。
(30面に関連記事)
桑野遺跡は約九千平方メートルの集落跡で、宅地造成に伴って町教委が九三年に調査。約三百平方メートルの墓地とみられる敷地から直径四.五~七センチのドーナツ形石に一部切り込みを入れたけつ状耳飾りが国内最多の六十五点見つかるなど、副葬品計八十一点が出土している。
県立博物館と同町教委が八日、來県中の中国古代遺跡研究の権威、梅福根・浙江省文物局顧問に肉眼での鑑定を依頼。白色系の石材から作られた耳飾り二点とへら状垂飾り、菅玉の計四点、同省に隣接する江蘇省宣興県産の石から作られ、良渚遺跡から出土した玉石に酷似しているとの結果を得た。この石は中国では「閃透石」と言われ、同質の石材は日本では産出が確認されていない。
梅顧問は「これまでの経験から、白っぽい色と材質が非常によく似ている。離れた日本で中国と同じような石が見つかり、非常に驚いている」と話している。
 2012/04/21 (土) 土曜日の朝

コンテンツ「議会報告」からもわかるように、議会報告会(トータル4回)の前半が終了。
19日に湯のまち公民館で開かれた報告会に参加した市民のなかで女性7人のうちの6人は、僕のよく知っている女性たちなのでびっくりした。うちふたりはスルドイ質問を報告議員たちに投げかける。

司会者役の僕は「・・女性の時代の到来や。こういう女性たちに議会で頑張ってほしいもんや」と思ったよ。


報告会が終わったあと、同僚議員から「女性はまきちゃんのファンばっかりやったなあ」と言われたが、悪い気はしない。


昨夕に、Yさんから電話。
「牧田はんのブログには、もらった酒の写真がいつも出ているが、わしがプレゼントした3リットルの酒の写真が出ていない。これは差別ではないのか」と叱責された。
確かに反省すべきと思う。
差別というほどでもないが、知らず知らずのうちに高級酒優先としてしまっている。・・・自戒。



Iさんに、珍しいものを見せていただいた。





昭和の大合併(昭和30年頃か)による新生金津町記念の金杯だ。
昭和の大合併は僕が金津幼稚園に入園した頃の話なのでなつかしい。
こういうものも(仮)生涯学習館に展示したら面白いのではないか?
本日の福井新聞に、「重文指定・桑野遺跡出土品」の記事が出ていたが、それを読んだあるひとが、15年前の読売新聞記事を持って来てくださった。
もしかしたら僕の先祖がこの耳飾りを付けていたのかもしれないと思うことは、歴史のロマンです。