婆娑羅とは、南北朝時代の社会風潮をあらわす梵語で、「身分秩序を無視し公家などの権威に反発し、奢侈な振る舞いを好む美意識」で、戦国時代の下克上を裏打ちするイデオロギーともなった。
宮本輝が随筆で「人生とは永遠のなかの一瞬にすぎない」と書いていたように一胡は夢である。ひとから狂っているとみられる局面があるとしても、いいこと思われるよりもわるいこと思われつつ自然体を通すほうが、意味ある人生となるのではないか。
彼女を見送ったあと、お袋からの頼まれごとを思い出したぼくは近くのDIY店へと車を走らせた。
店舗戸外の鉢植え草花群を眺めていたぼくの背後から「牧田さん」と呼ぶ声があって振り向いた。知人女性だ。
よもやま話の最後に、「半生は夢のようだった。もう、いつ死んでもいい」というセリフを残して彼女は去っていった。
お知らせ
あわら市議会6月定例会が始まります。
予定としては
6月1日 全員協議会
6月8日 本会議(初日)
↓
6月25日 本会議(最終日)
CATV放映に加えてインターネット動画配信も開始されます。