2012年05月

1日ー10日  11日ー20日  21日ー31日
 
 
 2012/05/10 (木) 未明にワンタンスープを飲みながら


世の中には奇特な人がいるもんで、Y氏は拙宅に毎月一ヶ月遅れの月刊文芸春秋を届けてくださる。


読む本は全て図書館で借りてくるし、月刊誌週刊誌はここ数年買ったことがない私にとってこれは大変ありがたいことで、それ故に私はY氏を敬愛している。


新聞の政治面は仰々しい見出し記事の羅列だし、社会面は理不尽な事件が満載で、精神衛生上読むというより眺めるだけ。丁寧に字句を拾うのはプロ野球「阪神タイガース」の勝利記事と読売ジャイアンツの敗戦記事だけだ。


例えば
昨日は阪神が快勝したものの巨人まで勝ってしまったので
「めでたさも 中くらいなり おらが春 (一茶)なのである。


月刊誌は、そもそも新聞や週刊誌ほどには速報性を求められていないので一ヶ月遅れで読むことになんの支障もない。


22012/05/09 (水) ですます日記
昨日は、議会活性化特別委員会が開かれました。


協議事項は「議会報告会について」


4月下旬に12会場で開かれた報告会で出た質問を1・2・3班の記録者がまとめたものを委員全員で「あーでもないこーでもない」としゃべりあったのでございます。
1,2,3班からの報告として印象的だったのは、地区のインフラ促進の要望があったということですが、報告会は議会が行政提出の議案に対してどういう意見をだしたかどういうふうに結果したかを報告する会であり、ドブ板的な要求はその地区の区長あるいは地区推薦の議員を通せばいいだけの話です。


私個人の印象としては①班で質問あるいは意見を出したひとたちの殆どが知人だったということで、しかし自分の役割が司会だったのでしゃべる機会がなかったのがちょっと残念。


さて
委員会のなかで、報告の文言を整理し、結果報告として市民のみなさんにみてもらうべく、A4版チラシ各家庭配布orホームページ掲載orインターネット動画配信等が選択肢として出てきたのでございます。


皆様の手元に届くまでには、いましばらく時間がかかるかと思いますが、御容赦お願い申し上げます。


22012/05/08 (火) 本日は議会活性化特別委員会


昨日の午前中は議会臨時会が開かれた。
提出議案は
(1) 平成24年度あわら市一般会計補正予算(第1号)


これは(仮)生涯学習館改修工事費¥8億の予算化についての議案であり、賛成多数で承認された。

(仮)生涯学習館についての新聞記事


本会議前の全員協議会では
「工事業者入札の際での地元業者への配慮が必要ではないか」という議員の質問に対して、副市長は「制限条項をつけて対処したい」と、答弁。
僕は知る人ぞ知る隠れた建築家なので地元建設業者の知り合いも多く、「地元業者に工事がなかなか落ちない」との不満をよく聞く。


会議終了後、環境対策調査特別委員会の議員3人でゴミ不法投棄現場3ヶ所を見に行った。生活ゴミにしろ産廃にしろ不法投棄されている場所は、人目につかぬところが多い。行政側は「県との連携でパトロールをやっている」というが、人目につかぬところこそ重点的にパトロールしなければ意味が無いと思う。


ということで、今朝は所管課を不法投棄現場に案内する予定。


22012/05/07 (月) 三行日記


大型連休は昨日で終了。別にどこかへ行ったわけでもなく、普段と同じ日々だったが、それでも連休明けということで、本日は臨時議会、明日は議会活性化特別委員会が予定されている。


22012/05/06 (日) きょうはブナの森コンサート


昨日、京都で公認会計士の事務所を構える男から電話があった。祇園の舞妓を水揚げし妻としたという世俗的に言うならば人生の成功者だ。
電話口から流れてくる声も自信に満ち溢れている。


「昔の同窓生数人と先斗町で飲むので京都へ来ないか」という誘いの電話だったが、僕は一瞬、返答をためらった。
そういう人生の成功者たちの所へ顔を出せば「今宵の金はわしらが出す。サーロインステーキでもなんでもおごるぜ。ホテル代もまかせておけ」と言うだろう。そういう機会は滅多にあるものではない。


しかしすぐにそういうあさましい自分を自分で叱りつけ、「はずせない用事があるので又今度・・」と断った。


実のところ、僕は人生の成功者に対しては興味がない。
挫折の連続こそが人生だと思うからだ。


僕のところへ相談にくるひとは男女を問わず(といっても女性の方が圧倒的に多いが・・)、人生で苦しみ悩んでいるひとたちだ。
勿論そういうひとたちから相談を受けても、殆どの場合、僕は力になることができない。ただ微苦笑(注・微苦笑は荻野アンナの造語です)するばかりだが、そうしている僕の横顔にアンニュイがあると世間は言っているそうだ。


22012/05/05 (土) 久しぶりの快晴


僕はこの連休中、酒を片手に日本プロ野球や大リーグ野球のテレビ観戦に時間を費やしてきた。酒は脳をマヒさせてくれるし、野球観戦はなんにも考える必要がないからだ。
禅宗が「無心」の境地を会得するために苦しい座禅修行を必要としているのを考えた時、酒や野球観戦は手軽な修行だと言える。


先日、仙台の土建業者から「東日本大震災で2万もの命が失われたが、命の失われたひとたちはそれで生が完結するのでありそれ以上でもそれ以下でもない。だけど、彼等彼女等の家族はそこから生き地獄が始まっている。運良く生き残ったと巷では言うけれども、運悪く生き残ったというほうが正鵠を得ているのではないか」と言われた。
だとしたら、生き残ってなおかつ生きていくためには、「無心」が不可欠なのである。


22012/05/04 (金) もう週末か


昨日の午後4時、写真のような酒(made in China)を持った初老の男性が現れた。



僕は中国酒になじみはないのだが、いただけるものは何でもありがたい。


話のテーマは(仮)生涯学習館と重文に指定された古代人の耳飾りのことに終始した。


22012/05/03 (木) ちょっとい思ったこと


昨晩の来訪客人たちが異口同音に「牧田さんの事務所内部がすごく素敵になった。庭のオープンカフェーもいい。特にランタンが雰囲気を盛り上げている」と言う。


確かに大型連休の前半、僕は事務所内外のリフレッシュに追われていた。
その過程で気づいたことだが
今まで部屋が汚くても一向に気にならなかった僕が、極端な程に潔癖になってきた。歯も毎日磨くようになってきた。


これは,、僕が環境対策調査特別委員会委員長になったからかもしれない。


22012/05/02 (水) モンステラ  


僕は今、さわやかな五月の風を浴びながら、自宅裏に新装なったオープンカフェで、ノートパソコンのキーボードをたたいている。


目の前にある素焼きの鉢の中身はモンステラ
昨年末に冬枯れで株ごと消滅したと思っていた、モンステラが又蘇ったのだ。
僕は多くを語らない・・感動あるのみです。



ところで、昨晩は某料亭に6人の議員が集まっての議会報告の反省会が開かれた。四ヶ所の会場で出た質問、意見の総括と、その後各議員が受けた質問、意見の公開つまり情報の共有が反省会の中身だった。
僕も報告会の印象を書いた一通の葉書きを受け取っていた。


22012/05/01 (火) 本日は議会報告反省会 


自宅近くに新しくできた100金ショップへ包丁を買いに行き品物を物色していた時、僕をじっとみつめている初老の男の存在に気がついた。
目線があった時、男は意を決したように近づいてきて、おもむろに口を開いた。


男「あなたが牧田さんか」
僕「はい、そうです」
男「わしは市議会の一般質問をケーブルテレビでいつも見ている」
僕「・・・・」
男「あなたは毎回質問している。あなたは当を得た質問を簡潔にする。
なかなかいいぞ」
僕「ありがとうございます」
男「あなたは議席に座っている時、エラソーに腕を組んでいるぞ」
僕「どうもすみません」


とまあこういった会話で、誉められているのか叱られているのかよくわからなかったのだが、僕はあとで藤本義一のエッセイを思い出した。


その本によると
腕を組むということは、相手を抱きしめないぞという意思の表現である。相手に胸襟を開かないぞという意思の表現である。


思索の時ついつい腕を組んでしまうのだが、どうやらこの姿勢を改めなければいけない。